fundbook(ファンドブック)は平均年収約1,470万円とされ、大手仲介会社を凌ぐポテンシャルを誇る企業として注目されています。しかし、「本当にそこまで稼げるの?」「転職の難易度は?」といった疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、fundbookの平均年収や企業文化・採用事情を徹底解説し、あなたのキャリアアップに役立つヒントを提供します。

転職エージェント
M&A JOB BOARD 小松﨑 資
こまつざき たすく
中央大学法学部を卒業後、株式会社コーセーに新卒入社。法人営業及び本部窓口営業に従事。販売戦略の策定やステークホルダーとの関係構築を得意とし、在籍約3年間で営業成績で上位4%に入る成果を上げる。当社へ転職後、士業求人サイト「LEGAL JOB BOARD」でトップセールスを記録したのち、M&A業界に特化した転職サービス「M&A JOB BOARD」の立ち上げにに従事。現在は、M&Aキャリア開発事業部のエージェントとして、潜在的なニーズを引き出すヒアリング力と「想像以上のキャリア提案」を武器に、担当会員様からの高い満足度を誇る。
1.fundbookの平均年収とその背景
fundbook(ファンドブック)は、2017年に設立されたM&A仲介事業を主力とする急成長企業です。虎ノ門ヒルズ森タワーを本拠点に構え、独自のプラットフォームを活用して中堅・中小企業の事業承継やM&Aに関する支援を行っています。
1.1 fundbookの会社概要

会社名 | 株式会社fundbook(英:fundbook,Inc.) |
---|---|
設立年月日 | 2017年8月7日 |
事業内容 | M&A仲介事業 ※中小企業庁M&A支援機関登録制度 登録企業 |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー25F |
拠点情報 | 大阪支社: 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー13F |
代表者 | 代表取締役:森山 智樹、渡邊 和久 |
資本金等 | 20億円(資本剰余金含む) |
親会社 | 株式会社チェンジホールディングス |
主要取引金融機関 | 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、静岡銀行、千葉銀行、横浜銀行 |
登録認証概要 | ISMS mark / MSA mark |
加盟団体 | 公益社団法人 警視庁管内特殊暴力防止対策連合会 公益財団法人 暴力団追放運動推進都民センター |

設立から数年で資本金20億円以上を確保し、急速に事業基盤を拡大している点からも「攻めの姿勢」を感じます。虎ノ門ヒルズという立地も、ブランド力の高さや成長を加速させる要因でしょう
1.2 平均年収1,470万円の根拠
fundbook(ファンドブック)の平均年収は、約1,470万円とされています。M&A業界全体が高収入という特徴を持つなかでも、この金額は上位クラスに位置します。
背景として挙げられるのが、高率のインセンティブ制度と最大1,200万円まで昇給可能な基本給制度です。
- インセンティブ率25%
成約1件ごとに100万円のインセンティブが支給される明快な仕組みを打ち出しており、KPI達成ごとに大きく収入を伸ばせる土壌があります。 - 成果が収入にダイレクトに反映
「在籍1年以上のアドバイザーの平均年収が1,800万円超」「3年以上で2,500万円超」というデータも公表されており、長く続ければ続けるほど高収入を実現できる可能性が高いです。

インセンティブ比率がここまで高い企業は、大手でも少ない印象があります。頑張り次第で1,000万円を超える初年度給与を目指せる点は非常に魅力的ですが、同時に厳しさも伴うと想定されます。
1.3 職種別年収と在籍年数の違い
fundbookでは、営業系ポジション(M&Aアドバイザーなど)が年収を牽引しています。
- 営業系職種の平均年収: 約1,826万円
- 専門職系(コンサル・金融・不動産など): 約1,260万円
- 管理部門・事務系: 約427万円
M&Aアドバイザー職は案件成約に直接関わるため、インセンティブが大きく反映される構造です。
また、在籍年数によって収入アップの幅も変わり、3年以上在籍で2,500万円を超える報酬を得る社員も珍しくありません。トッププレイヤーは年収1億円超という事例も報告されています。

営業力さえ高めれば、20代後半でも数千万円を稼ぐ可能性がある。ただし社内競争は激しく、結果が求められるプレッシャーは相応に大きいでしょう
1.4 社員のリアルな口コミ・評価
高い年収水準で注目されるfundbookですが、実際に働く社員の口コミを見ると賛否両論が存在します。
ポジティブな声
ネガティブな声

“青天井”の報酬を得られる反面、結果を出せないときのリスクや評価制度への不満が出やすいのは、いかにもベンチャー的な特徴だと感じます
参照元:fundbookの「すべての社員クチコミ」 OpenWork / fundbookの口コミ一覧 – エンゲージ会社の評判
2. 他社比較:fundbookは本当に稼げる?
2.1 主要M&A仲介会社の平均年収一覧
M&A業界自体が高収入傾向にあるとはいえ、fundbookはその中でも上位グループに属しています。以下は主な競合他社の平均年収です。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
![]() | 2,800万円以上(在籍2年以上) |
![]() | 約2,277万円 |
![]() | 約1,643万円(入社1年以降) |
![]() | 約1,470万円 |
![]() | 約1,438万円 |
![]() | 約1,331万円 |
![]() | 約906万円 |
こうした比較からも、fundbookの1,470万円前後という水準は大手や新興勢力の中で十分に高い部類に入ります。
特に新人や未経験者でもインセンティブ次第で初年度から1,000万円超が狙えるという点は、大きな魅力です。
2.2 fundbookのインセンティブ制度と競合他社の違い
fundbookと他社を比べた際、際立つのがインセンティブのシンプルさです。
- fundbook
成約1件ごとに100万円支給+インセンティブ率25% - 日本M&Aセンターやストライク
基本給+インセンティブだが、支給額や仕組みはやや複雑 - M&AキャピタルパートナーズやM&A総合研究所
高収入の例(平均2,000万超え)がありつつも、強烈な競争環境とも言われる

fundbookは特に“数字の達成度”がダイレクトに年収に跳ね返る仕組みを導入している印象です。総じて「シンプルだが高難度」という稼ぎ方になるでしょう
2.3 ハイリスク・ハイリターンの側面
M&A業界全体が成果主義であるため、稼ぎやすさと厳しさは表裏一体です。
稼げる人
- トッププレイヤーは数千万円〜1億円超も可能
苦戦する人
- 基本給が低めに設定されている分、インセンティブを獲得できなければ業界平均かそれ以下で終わるリスクもある
fundbookの場合は若手が短期間で結果を残しやすい環境が整っている一方、「案件が思うように取れない」などの苦戦時には踏ん張りきれずに退職してしまうケースもあるようです。
ただし、成果を出せれば想像以上の高収入が手に入るのは確かであり、チャレンジ志向のある方には魅力的な企業と言えます。
3. fundbookへの転職難易度と採用ポイント
3.1 求められるスキル・人物像
fundbookは採用基準が高めと言われますが、未経験者にも門戸を開いているのが特徴です。
- 金融機関や商社出身の営業実績豊富な人
即戦力として評価されやすい - コンサルティングファーム出身者
論理思考や分析力でアドバイザー職にマッチ - 第二新卒や未経験でも挑戦意欲が高い人
育成前提で採用するポテンシャル枠も存在

本当に成果を上げられる人材かどうか、面接での熱意や行動力が厳しく見られるように感じます。金融知識が完璧でなくても、「数字を追いかけて圧倒できる力」や「経営者と対等に渡り合えるコミュニケーション力」を示すことが重要です
3.2 選考フローと注意点
fundbookの中途採用フローは、書類選考 → 一次面接(人事) → 最終面接(代表・役員) → 内定とシンプルです。
面接回数
- 2回程度
- 事業内容やM&A業界への理解度
- 営業・コンサル経験などの実績アピール
- 組織や社風とのフィット感(特に行動力・主体性)
オンライン面接も導入しており、地方在住者でも比較的応募しやすい体制が整っています。一方で急成長企業ゆえに採用枠は拡大傾向にあり、タイミング次第では大量採用が行われることも。
3.3 転職を成功させるための具体策
高い選考基準をクリアするためには、以下の点が重要になります。
営業ならば売上実績、コンサルなら担当プロジェクトの成果を明確に伝えましょう。
なぜfundbookなのか?将来どのような価値を提供したいか?といったビジョンは必須です。
業界に特化した転職エージェントなら選考対策や企業理解に役立つ情報を得やすく、書類添削や面接指導などのサポートも受けられます。

とりわけM&A業界特化型のエージェントを利用すると、企業ごとの評価ポイントや面接の雰囲気を事前に共有してくれるケースが多いです。「どんな人材が好まれるか」を知るだけでも合格率は大きく変わります
4. fundbookの企業文化・評判
4.1 自由度とメリハリのある働き方
fundbookは従来の激務イメージを覆すような柔軟な働き方を推奨していると言われています。
- 自由な社風
「自分で時間をコントロールできる」「成果さえ出せば休暇を取りやすい」という口コミが多い - 指導・サポート体制
未経験者でも研修やOJTが整っており、困ったときに相談できる環境がある

実際には案件の山場では夜遅くや休日対応もやむを得ないと思いますが、それを自分の裁量でメリハリをつけられるのは働きやすいポイントでしょう
4.2 急成長ベンチャーならではの挑戦環境
fundbookは2017年設立と比較的若い企業ですが、年商50億円超・25,000社もの譲受先ネットワーク構築など急激に成長しています。その背景には、独自のマッチングプラットフォーム「fundbook cloud」やデータ活用が挙げられます。
- 組織の変化が激しい
評価制度やチーム編成も常に変革が行われる - 多様なバックグラウンドの社員
外資系コンサルや銀行、商社出身者などが集まり、多彩な知見が飛び交う
このように変化に柔軟に対応できる人にとっては魅力的な環境ですが、ルールや制度が安定していないことをストレスに感じる人も一部います。
4.3 社員口コミから見る実態
社員レビューサイトなどでは、fundbookに対しておおむねポジティブな声が多い印象です。
一方、「評価制度の透明性」「組織変更の頻度」などに不安を抱く社員もおり、3.5〜3.6点程度(5点満点中)の評価に落ち着いているようです。
参照元:fundbookの「すべての社員クチコミ」 OpenWork / fundbookの口コミ一覧 – エンゲージ会社の評判

急拡大中のベンチャーにはありがちな課題点ですが、今後の制度整備に期待したいところですね。
5. まとめ
fundbookは「成果次第で1億円超も狙える」「自由度の高い社風で若手が活躍」といった魅力が注目される一方、インセンティブ獲得が容易ではない現実や組織変化への柔軟性も求められます。
20代後半〜30代前半のビジネスパーソンにとって、さらなる成長と高収入を目指すなら十分に検討する価値がある企業でしょう。
本記事のまとめ
- fundbookは平均年収約1,470万円という高水準の報酬体系を持つ
- トッププレイヤーは年収1億円超えも実現しており、若手でも1,000万円以上が狙えるベンチャー気質
- インセンティブ獲得ハードルは決して低くないが、自由度が高くやりがいのある社風
- 転職難易度は高めだが、未経験からでも伸び代があれば採用されるチャンスあり
- 専門エージェントや求人サイト(M&A JOB BOARD)を活用して、万全の対策を行うことが成功への近道
5.1 M&A専門の転職支援サービス「MAJB(エムアンドエージョブボード)」を活用し、最短距離の転職を目指そう

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