「M&A仲介会社は高収入のイメージがあるけれど、本当のところはどうなのだろう?」そんな疑問を持つビジネスパーソンから特に注目されているのが、業界御三家の一角と呼ばれる「ストライク」です。
実際にストライクの年収は全国ランキングでも上位に食い込むほどの高水準ですが、そこに至るまでの働き方や評価制度、転職成功のポイントは意外と知られていません。
本記事では、ストライクの年収水準や求められる人材像、社内のキャリアパスなどをプロの視点から解説します。高収入を目指す20~30代の若手や、金融機関出身者・コンサル出身者など、多彩なバックグラウンドを持つ方に向けて、転職成功への具体的ステップを紹介していきます。

転職エージェント
M&A JOB BOARD 小松﨑 資
こまつざき たすく
中央大学法学部を卒業後、株式会社コーセーに新卒入社。法人営業及び本部窓口営業に従事。販売戦略の策定やステークホルダーとの関係構築を得意とし、在籍約3年間で営業成績で上位4%に入る成果を上げる。当社へ転職後、士業求人サイト「LEGAL JOB BOARD」でトップセールスを記録したのち、M&A業界に特化した転職サービス「M&A JOB BOARD」の立ち上げにに従事。現在は、M&Aキャリア開発事業部のエージェントとして、潜在的なニーズを引き出すヒアリング力と「想像以上のキャリア提案」を武器に、担当会員様からの高い満足度を誇る。
ストライクの求人は非公開ですが、M&A JOB BOARDのエージェント経由であればご紹介可能です。
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1. ストライクの年収はどれほど高い?その実態と裏側

ストライクは M&A仲介御三家 の一角として急成長を続ける東証プライム上場企業です。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 株式会社ストライク(Strike Company, Limited) |
代表取締役社長 | 荒井 邦彦 |
本店所在地 | 東京都千代田区大手町1丁目2番1号 三井物産ビル15階 |
電話番号 | 03-6848-0101(代表) |
設立 | 1997年7月 |
資本金 | 8億2,374万円(2024年9月30日現在) |
従業員数 | 368名(2024年9月30日現在) |
事業内容 | M&Aの仲介 M&A市場SMARTの運営 企業価値の評価 企業価値向上に関するコンサルティング 財務に関するコンサルティング その他これらに付帯する一切の業務 |
1. ストライクの企業概要(2025年9月期3Q時点)
項目 | 結果(2025/9期 3Q累計) |
---|---|
売上高 | 144.41 億円(前年同期比 +8.8%) |
営業利益 | 41.10 億円(▲17.6%) |
成約組数 | 192 組(+9 組) |
従業員数 | 450 名(24/9期末 368名 → +82名) |
M&Aコンサルタント数 | 332 名(従業員数のうち) |
採用計画進捗 | 年間+61名計画に対し+75名採用済み |
売上・案件数ともに増収基調を維持しながら、先行投資として人材採用を加速中です。特にコンサルタント増強は年度計画を上回るペースで進み、3Q時点でコンサルタントを75名増員し、来期以降の成約拡大に向けて先行投資を続けています。
2. 平均年収1,600万円超の根拠
2025年4月公開の SalesNow DB「従業員数301〜500名規模 上場企業 年収ランキングTOP20」 で、ストライクの平均年収は 16,087,000 円(約1,609万円) と算定され、同規模帯で第2位にランクインしました。
高水準を支える理由は次の3点です。
- 専門人材の厚み
公認会計士・税理士など高付加価値人材が多く、1件あたりの粗利が大きい。 - ワンストップ制による生産性
コンサルタントがソーシング〜クロージングまで完結するため、成功報酬がダイレクトに個人実績へ反映される。 - 成果連動インセンティブ
ベース給+高率歩合の報酬体系で、20代後半でも年間数件の成約で年収1,000万円超えで、2,000万円超も十分狙える。

メガバンクや大手証券でも年収1,000万円超は珍しくありませんが、ここまで若い平均年齢34.9歳で1,609万円超というのは業界でも極めて高いと感じます。
3. 競合他社との年収比較表
以下はストライクと主要競合他社の年収を比較したイメージ表です。
M&A業界大手各社の平均年収と比較してみると、日本M&Aセンターが約1,243万円、M&Aキャピタルパートナーズが約2,277万円、M&A総合研究所(M&A総研)が約2,800万円とされています。
企業名 | 平均年収(概算) | 平均年齢 | インセンティブ比率目安 |
---|---|---|---|
![]() | 約1,609万円 | 約34.9歳 | 約10~30%(手数料連動) |
![]() | 約2,277万円 | 約35歳 | 約30%(手数料連動) |
![]() | 約1,243万円 | 約33.7歳 | 成果連動制+固定賞与 |
![]() | 約2,800万円超 | 20代中心 | AIマッチング手数料連動 |
- ストライクの1,609万円は「中間くらい」の金額ではありますが、いずれにせよ高水準であることは間違いありません。

4. 年齢・役職別の年収目安
ストライクの年齢別・年収目安は以下のとおりです。
- 25歳: 950万円~1,000万円
- 30歳: 1,150万円~1,200万円
- 35歳: 1,400万円~1,450万円
また、役職別に見ると、係長クラスで1,750万円前後、課長クラスで2,300万円前後、部長クラスで2,800万円前後、取締役では5,000万円を超える水準が示唆されています。
ストライクの評価は実力主義のため、インセンティブ(成功報酬)によって個人差が大きいことも特徴です。

若手でも成果次第では1,000万円超えが狙え、実力を出せば30代で2,000万円以上も十分視野に入る「ハイリスク・ハイリターン」な環境と言えるでしょう。
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2. ストライクが求める人材像と転職難易度
1. 営業力 × 問題解決能力がキー
ストライクは、中小企業の経営者を相手にM&A仲介を行うコンサルティング営業のため、特に下記のスキルが重視されるといわれています。
- コミュニケーション能力
経営者の想いやビジネスの背景をヒアリングし、最適なM&Aの形を提案 - 問題解決能力
数値分析だけでなく、企業文化や人材面も含めて課題を整理し、両社にWin-Winな条件を提示 - 提案力・交渉力
買い手・売り手それぞれのニーズを深く理解し、関係者を納得させる合意点を見出す

「数字や契約を扱う難しい業務」という印象が強いですが、実は人の気持ちを動かす営業的素養が最も大切だと感じます。
2. 法人営業経験者が歓迎される理由
ストライクの採用ターゲットは「営業で顕著な実績を上げた人」です。特に、金融機関(銀行・証券など)で法人営業を担当していた方や、コンサル出身で経営者と対等に議論ができる方は有利とされています。
もっとも近年は業界不問で優秀な人材を広く求めており、以下のような実績があるなら大きなチャンスがあります。
- 法人営業でトップクラスの売上目標を達成
- 新規開拓で前年比200%達成など、具体的な数値結果を残した
- 大手顧客や経営層との折衝経験が豊富

「顕著な実績」とは、単なる個人目標達成だけでなく「難度の高い課題を解決した」というエピソードを伴うことが多いです。転職面接でも具体的にストーリーを語れると強いです。
3. 実力主義の評価制度と年収アップの仕組み
ストライクの給与体系は基本給+インセンティブ(成功報酬)が大きな特徴です。
- 手数料の10~30%が個人の報酬に反映される
- 新人時代は上司が案件を主導するためインセンティブ比率は低め(代わりにOJTが充実)
- 実績を積めば短期間で管理職に昇進することも可能
一般の企業のような固定賞与(ボーナス)ではなく、あくまで成果に連動したインセンティブという形で支給されるため、大型案件が成約すればその分のリターンは青天井です。
ただし成果が伴わなければ昇給も限定的となり、激しい競争を勝ち抜く気概が求められます。
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3. ストライクで描けるキャリアパス
1. 「一気通貫型」案件推進で広がるスキル
ストライクでは、M&Aアドバイザーが「一気通貫型」で案件を担当するため、下記のような幅広いスキルが身につきます。
- 案件ソーシング
企業・経営者との面談やヒアリングで潜在的な売り手・買い手を発掘 - 企業価値評価・財務分析
会計や財務諸表を理解して企業の適正価格を算定 - 交渉・契約締結
買い手・売り手間の条件交渉、法務面の調整 - クロージング後のフォロー
契約後の統合作業やPMIのサポートなど

プロジェクトマネジメント力やコミュニケーション力だけでなく、財務・会計、法律的な知見も自然と磨かれるため、事業会社やPEファンドなど幅広いキャリアの選択肢が広がります。
2. 新人を徹底育成!OJTとインセンティブの関係
ストライクは新人教育に力を入れ、1~3年目は上司が案件をほぼ同行します。
- 先輩社員がメイン担当として営業・交渉をリード
- 新人はサポート役として実務を学びつつ成果インセンティブも一部得られる
- 基礎力を磨いたうえで、単独担当になればインセンティブ率が格段に上昇

この「最初はインセンティブが小さい」のは他社よりも育成重視の姿勢といえます。新人の早期離脱が少なく、安定した組織運営につながっている印象です。
3. 他社とは何が違う?日本M&AセンターやM&A総合研究所との比較
同じM&A仲介大手でも各社に色合いの違いがあります。
企業名 | 特徴 |
---|---|
![]() | 新人育成と高報酬を両立しており、OJT期間を経てしっかり成長しながら高い年収を得られる。 |
![]() | インセンティブ比率が高く、即戦力主義。若手でも高額報酬を狙える反面、結果を出せないと厳しい。 |
![]() | 業界最大手で組織力が強み。サポート体制が整っており安定感があるが、報酬面はやや抑えめ。 |
![]() | AIマッチングなどIT活用が先進的。平均年収は高いが、組織体制がまだ若く評価制度やオペレーションは今後整備段階。 |

ストライクは御三家の中でも「教育→成長→高収入」というサイクルが固まっている印象。大手ながら意外と少数精鋭なので、個人の裁量を大きく持ちやすいです。
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4. 転職成功事例:ストライクで年収アップを実現した人たち
1. 20代後半~30代前半・金融機関出身者の事例

前職年収: 650万円 → ストライク転職後: 約1,100万円(1.7倍)
こうした金融機関出身者の転職成功事例が目立つ背景には、銀行や証券会社で培った法人営業スキルや経営者との折衝経験が評価されやすいことが挙げられます。特に法人融資や有価証券運用などで得た財務分析力・提案力はM&A仲介の現場で大いに生きるため、短期間で成果を上げて高年収を狙いやすいのです。

地方銀行出身者が大きく年収を伸ばすパターンも多く、年収600万円→1,600万円などの事例も報告されています。
2. 30代前半・事業会社経験者の事例
法人営業だけでなく、商社や事業会社の経営企画出身者がキャリアチェンジを果たした例も多数あります。
例えば30代前半の事業企画経験者がストライクに転職し、初年度で年収1,500万円超を獲得する事例などが散見されます。
- 事業開発やM&A戦略に携わった経験
- 語学力を活かしたグローバル案件の実績
- 新規事業の立ち上げで培った企画力・交渉力
こうしたスキルがM&A仲介の現場で即戦力として評価されやすいためです。
5. 無料キャリア相談で転職成功率を高める理由
1. 非公開求人や企業別選考対策を網羅
ストライクのような人気企業は、公開求人以外にも非公開ポジションが存在するケースがあります。M&A業界専門の転職エージェントでは、企業の内部情報や独自ルートで得た求人を紹介してもらえるため、候補が大幅に広がります。

大手転職サイトにないレア求人を提案してもらえるほか、採用担当者の好みや面接での注意点など、リアルな裏情報を聞けるのがメリットです。
2. エージェントが求職者の強みに合わせて企業へ推薦してくれる
書類選考や面接において、エージェントがあなたの強みやポテンシャルを企業に対してプッシュしてくれます。自分では言いづらい要望(年収交渉など)も代行してもらえるのは大きなアドバンテージです。
事例
「前職で金融営業トップ成績を残していたが、自己アピールが苦手で面接が不安だった」→エージェントが強く推薦してくれ、書類選考と一次面接をスムーズに突破。最終面接では具体的エピソードを補足してもらい内定に至った。
3. 年収交渉や入社後のフォローも全面サポート
内定後の条件交渉や入社スケジュールの調整なども、エージェントが間に入ることでスムーズに運びます。特にストライクのように高収入企業であっても、前職年収や面接評価によって提示額が変動するため、プロの交渉は非常に頼もしい存在です。

初期提示より数十万円から100万円以上上乗せになった事例もあり、エージェントがどこまで企業に掛け合ってくれるかがカギになる場合があります。
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6. ストライクでよくあるQ&A

ここでは、ストライクへの転職を検討する方からよく寄せられる質問をまとめました。初めてM&A業界に挑戦する方や、すでに金融業界で実績を積んできた方など、幅広い方々の疑問にお答えします。
1. 未経験でも応募は可能ですか?
A:はい、可能です。ストライクは育成体制が充実しており、会計・財務・法務面などの知識は入社後の研修やOJTで補うことができます。それよりも重視されるのは、営業力や問題解決能力、経営者とのコミュニケーション力です。
過去に顕著な成果を出したエピソードや困難な課題を乗り越えた経験があると、転職面接で大いにアピールできます。

ストライクのOJTは業界でも評判がよく、上司同行で実務を習得できるため、未経験でもキャッチアップしやすい環境です。
2. 福利厚生やワークライフバランスはどうですか?
A:基本的な福利厚生は上場企業水準で整っており、完全週休2日制・年間休日120日以上・有給休暇・慶弔休暇などが揃っています。残業時間は月34時間程度とのデータがある一方、案件の繁忙期は自己裁量で長時間働くケースも少なくありません。
高い報酬を得られる反面、案件成約に向けて時間を投下する必要性があるのも事実です。ただし、自分のスケジュール管理次第でオンオフのメリハリをつけやすいという声もあります。

「残業代」というよりも「インセンティブで稼ぐ」業態ですので、どこまで踏み込んで働けるかは個人差があります。
3. 成果を出せないと年収は下がりますか?
A:はい、成果主義が徹底しているため、大型案件を成約できない期間が続くと年収が伸び悩む可能性はあります。逆に言えば、成果を出せば出すほどインセンティブが青天井で積み上がる仕組みです。
未経験から数年で1,000万円を超える給与水準に到達する例もある一方、結果を出せずに伸び悩む例もゼロではありません。

「ハイリスク・ハイリターン」を好む方には大きなやりがいがありますが、安全志向の人にはプレッシャーが高く感じられるかもしれません。
4. 転職面接ではどんな点が重視されますか?
A:ストライクの面接では、以下のポイントが特に注目されます。
- 営業としての実績: 過去の具体的な数値目標や成果
- 対経営者とのコミュニケーション力: 経営者の悩みや課題を親身にヒアリングした経験
- 粘り強さ・問題解決力: 長期的な交渉や困難な状況を突破したストーリー
財務・会計知識などは入社後に習得可能なため、面接では「この人なら難しい案件を粘り強くまとめ上げられる」と感じさせるエピソードがあると有利です。

特に「経営者に対する提案経験」があると評価が高いです。例え業界が違っても、上層部との折衝エピソードを語れると良いでしょう。
5. ストライクへの内定率を高めるには?
A:一番の近道は、M&A業界に特化した転職エージェントの利用です。ストライクの選考傾向や面接官の重視ポイント、非公開求人情報を入手できるだけでなく、書類添削や模擬面接でのフィードバックも受けられます。
また、前職での成果やエピソードを企業側に推薦状として強くプッシュしてもらえるため、単独応募よりも内定率が上がる傾向にあります。

エージェントのサポートを受けると、年収交渉面でも大きなアドバンテージが得られるため、ぜひ活用を検討してみてください。
7. まとめ
ストライクは平均年収1,600万円超という突出した高収入企業でありながら、新人育成やOJT体制も充実した「実力主義×育成重視」の稀有な存在です。20代後半~30代前半のビジネスパーソンにとって、営業力や問題解決力があれば年収1,000万円超えも現実的に狙えます。
また、金融機関やコンサル出身、商社などの事業会社経験を持つ方であれば、M&A仲介のスキルを身につけて飛躍的なキャリアアップを目指すチャンスが十分にあります。ただし、ストライクの転職難易度は決して低くありません。中途採用では法人営業や経営者対応の実績が重視され、評価もシビアです。
そこで重要になるのが、M&A業界に精通した転職エージェントの無料キャリア相談です。非公開求人の紹介や選考対策、年収交渉までを一貫サポートしてくれるため、個人で応募するよりも高い確率で内定を勝ち取ることができます。
8.ストライクへの応募・選考の相談を受付中です
M&A業界の転職を支援する「M&Aジョブボード」では、ストライクへの応募・選考に関する相談を受け付けています。
ストライクの求人は非公開ですが、M&A JOB BOARDのエージェント経由であればご紹介可能です。求人紹介や書類・面接対策など、一貫したサポートを行っております。また、あなたに合った求人を他にも複数ご紹介可能です。情報収集・ご相談のみでもお気軽にご利用ください。