M&A業界のなかでも急成長を遂げ、上場企業として知名度を上げている「M&A総合研究所」。一方で、インターネット検索では「M&A総合研究所 激務」というキーワードが見受けられ、実際の労働環境を気にする方が多いようです。
そこで本記事では、公式サイトや独自のエージェント調査(M&A JOB BOARD(MAJB)の転職エージェントが採用企業担当者との面談を通じて得た一次情報)をもとに、「M&A総合研究所は本当に激務なのか?」という疑問に正面から迫ります。
M&A業界の長時間労働やハードワークのイメージは根強いですが、M&A総合研究所は“効率を徹底追求”する風土があり、実際の労働環境は業界水準と比較してかなり整っている印象があります。
この記事では、社内口コミや労働時間の実態、求人や採用傾向、他社との比較、さらには激務を乗り越えて得られるやりがいまでを詳しく解説。転職を検討する方が判断材料を得られるよう、わかりやすく説明していきます。

転職エージェント兼マネージャー
M&A JOB BOARD 増田 将汰
ますだ しょうた
明治大学卒業後、明治安田生命に入社。個人・法人営業を担当し、上位5%の成績を達成。その後、営業所長として約50名のマネジメント経験を積む。株式会社WILLCOでは「弁護士・法務領域」と「採用コンサルティング事業」をゼロから立ち上げ、現在はM&A JOB BOARDの事業責任者として、業界に特化した転職・就職サポートを行い、業界トップクラスの実績を実現。
1. M&A総合研究所の「激務」実態とは?
M&A業界は「高収入だが激務」というイメージがつきまといます。実際、大手M&A仲介会社では月80~100時間ほどの残業が常態化しているケースもあり、ハードワークに耐えきれず退職する人が後を絶たないのも事実です。そんななか、2018年創業で急成長を続けるM&A総合研究所は“激務度”の観点でどのような特徴があるのでしょうか。

実際に「M&A総合研究所は業界平均と比べると残業が少ないほう」という声が多かったです。効率重視のベンチャー企業らしく、テクノロジーやシステムを活用することで長時間労働を削減している印象があります。
1.1 社員口コミに見る労働時間と残業のリアル

業界全体では繁忙期に深夜残業が続く、土日も顧客対応があるという事例が多いのですが、M&A総合研究所では「完全にゼロとは言えないが頻度は少ない」という声が多いです。たとえばセミナーなどのイベント対応で土曜出勤がごくたまに発生する程度で、日常的な休日出勤は少ないとのこと。
一方で、月◯時間分の固定残業代が給与に含まれるため、「残業時間が固定代を超えても申請しづらい風土がある」との指摘も見られます。成果主義である分、「時間よりも結果重視」という考えが根付いており、長く働けば稼げるわけではない文化のようです。
1.2 休日・有休取得率から見るワークライフバランス
M&A総合研究所は土日祝休みを基本としており、「案外しっかり休める」という評価があります。有給も50%以上の取得率が公式に公表されており、業界平均(40%程度)より高め。口コミでも「案件が落ち着いている時期であれば有休が取りやすい」との声があります。
クライアント都合で土日に打ち合わせが入るケースもゼロではありません。また「休日に出社して稼ぎたい人は自由に出社している」という意見もあり、どこまで働くかは個人の裁量に委ねられる部分が大きいようです。
1.3 自由裁量が“激務”と“定時退社”を左右する
M&A総合研究所はベンチャー気質が強く、若手を含め裁量が大きい会社です。管理が厳しくない分、「自主的に深夜や休日も働く人は多く働くし、早めに切り上げる人はサクッと退社できる」という二極化が起こりやすいとの口コミが見られます。

日系の大手M&A仲介会社だとトップダウンで成約目標が下りてくる一方、M&A総合研究所は目標管理も自己裁量が大きいです。その結果「どんどん働いて高収入を狙う派」「効率重視で定時退社派」に分かれやすい印象があります。
2. 採用傾向と求められる人物像
M&A総合研究所は「業界未経験者にも広く門戸を開いている」ことが大きな特徴です。ここでは、実際の求人情報を参考に採用方針や必要スキル、年収レンジなどを見ていきましょう。
2.1 未経験でも挑戦しやすい理由

- 中途入社の大半が異業種出身
同社社員の前職は銀行・証券などの金融業界に限らず、不動産、人材、商社、コンサル、メーカーなど多種多様です。公式サイトでも「未経験者が多数活躍中」と明言されており、実際に大手転職サイトに「業界未経験歓迎」の募集要項が並んでいます。 - 職種バリエーションの広さ
フロント業務(M&Aアドバイザー)だけでなく、内勤のセールスアナリストや業務アシスタントのポジションも募集されており、いきなり“バリバリの営業”に抵抗がある方でもチャレンジしやすい環境が整っています。
2.2 必要なスキル・マインドセット
- 向上心と学習意欲
M&Aは財務・税務・法務など幅広い専門知識が必要になりますが、入社当初は研修制度が十分ではないとの声もあります。自主的に学び吸収していく向上心が不可欠です。 - 協調性とコミュニケーション力
案件はチームで動くことが多く、経営者(売り手・買い手)との信頼構築も欠かせません。周囲と情報を共有し、協力し合う姿勢が重要です。 - 成果にコミットする覚悟
ベンチャーらしい成果主義が強く、数字にコミットし続けるタフさが求められます。「長時間働く」ことではなく「短時間でいかに結果を出すか」がカギになります。

2.3 求人情報に見る待遇・年収レンジ

たとえば「固定残業代(44時間分)」込みの月給に加えて+「家賃住宅補助」と、成約ごとにインセンティブが支給される仕組みです。
家賃補助は東京で10万円、地方は家賃相場により毎月支給
- インセンティブ次第で年収1,000万円台から3,000万円超えも可能
実際に、未経験で入社後1年以内に成約を上げ、高収入を手にする事例が多数あるとされています。企業情報部(M&Aアドバイザー)の平均年収は3,200万円を超えるとも言われ、短期間で大幅な年収アップが見込めます。 - 上限のない成果報酬
社内には「2年目で年収1億円」を達成した例もあるとされ、トッププレイヤーの成功事例が話題になることもしばしば。もちろんハードルは高いですが、青天井の報酬体系は大きな魅力でしょう。

業界最大手の仲介会社と比べても、M&A総合研究所のインセンティブ率はかなり高い印象です。「自分で稼ぐ」意欲が強い人は間違いなくやりがいを感じられるはずです。

3. 業界他社との比較:M&A総合研究所の特徴
M&A総合研究所は“ハードワークな業界”のなかでも、ワークライフバランスが良いと評判ですが、具体的にどのあたりが他社と違うのでしょうか? 以下では、大手仲介会社や老舗企業との比較を通して、その特徴を整理します。
- 効率化への投資と短時間労働の実現
- 若く自由な社風とベンチャーマインド
- 幅広いキャリアパスとPMI支援
3.1 効率化への投資と短時間労働の実現
- AIやデジタルマーケティングの活用
他社では飛び込み営業やテレアポが中心となるケースがある一方、M&A総合研究所はAIマッチングやオンライン集客に力を入れています。その結果、闇雲に“量”をこなす営業スタイルではなく、無駄を省いたアプローチが可能です。 - 内勤ポジションとの連携
アドバイザーを支援する内勤部門(セールスアナリスト、アシスタントなど)が充実しており、営業が「不必要な事務作業」に追われにくい設計になっています。この仕組みが残業の少なさにもつながっています。
3.2 若く自由な社風とベンチャーマインド

- 平均年齢29歳前後でスピード感あり
老舗企業は組織が成熟しやや体育会系の風土を持つところも多いですが、M&A総合研究所は社歴が浅く若手が多い分、フラットでスピード感あるカルチャーが根付いています。 - 実力主義+柔軟な働き方
成果を出したメンバーは年次や役職を問わず大きな裁量を得られる一方、強制的に夜遅くまで残るようなルールは少ないのが特徴です。
3.3 幅広いキャリアパスとPMI支援
- PMI(買収後の統合)にも踏み込む
多くのM&A仲介会社は“成約”をゴールとし、そこから先の統合支援は別部門やコンサル会社に任せる場合があります。一方、M&A総合研究所はPMIや経営コンサル機能まで展開しており、「経営視点を深く身につけられる」環境が整っています。 - 新規事業やグループ会社への展開
同社は2023年に「クオンツ・コンサルティング」を設立してコンサルティング事業を拡大するなど、成長に伴い新たなポジションが次々と生まれています。若手でも新規事業に手を挙げればリーダーになるチャンスが巡ってくる可能性があります。

大手仲介企業では、若手はどうしても先輩の下で学ぶ期間が長めになります。一方でM&A総合研究所は、入社早々に大型案件や新規事業を任されることも珍しくないため、成長速度が圧倒的だと感じます。

4. 激務でも魅力的? M&A業界で働くやりがい
「激務」という言葉で尻込みしがちなM&A業界ですが、そこで働くメリットややりがいが非常に大きいのも事実です。本章では、M&A総合研究所に限らずM&A業界全体に通じる魅力を3つ取り上げます。
- 高年収・高インセンティブによるモチベーション
- 経営者視点を学べる成長環境
- 社会的意義と大きな達成感
4.1 高年収・高インセンティブによるモチベーション
- 成果がダイレクトに収入へ
成果がすべて数字に表れるM&A仲介では、成約を取れば取るほど報酬も際限なく上がっていきます。M&A総合研究所のように完全成功報酬型を敷く企業ではインセンティブ率が高い傾向があり、若手でも年収1000万円以上を十分目指せます。 - “ハードワーク=収入”ではない
長時間労働をすれば必ず報われるわけではなく、「効率よく成約まで持ち込むスキル」が肝心です。結果を出せる人にとっては最高の環境と言えるでしょう。
4.2 経営者視点を学べる成長環境
- 若手から数億円〜数十億円規模の案件を担当
中小企業のオーナー社長が相手となる機会も多く、経営者と直接交渉しながら企業価値や財務、事業計画を深く学べます。 - PMIで経営コンサル的な経験も
M&A総合研究所では買収後の事業統合(PMI)や経営改善に携わることもあり、単なる“仲介人”に留まらず幅広いビジネススキルを磨けるのがポイントです。
4.3 社会的意義と大きな達成感
- 事業承継問題の解決
日本では後継者不在による廃業の危機に陥る企業が多く、M&Aが唯一の救いとなるケースも少なくありません。その橋渡しができる仕事は、社会的貢献度が高いと言えます。 - “人生の一大イベント”を支える責任と喜び
企業オーナーや社員の人生がかかったM&A成立の瞬間は、強いやりがいと達成感を得られます。感謝の言葉を直接受け取る機会も多いのが特徴です。

M&Aアドバイザーはクライアントから「あなたに頼んでよかった」と言われる機会が多く、そのたびに“仕事の意義”を再確認できます。高収入だけがモチベーションではなく、社会的課題解決の手ごたえが大きいのです。
より詳しくM&A業界を知りたい方は以下のカオスマップの記事がおすすめです。

5. M&A専門の転職支援サービス「M&A JOB BOARD(エムアンドエージョブボード)」を活用しよう

M&A総合研究所をはじめ、M&A業界への転職を考える際は、「M&A業界唯一の求人サイト」として知られる「M&A JOB BOARD(エムアンドエージョブボード)」の活用も選択肢の一つです。
豊富な非公開求人に加え、M&A業界に精通した専門アドバイザーがマンツーマンで書類添削や面接対策を行ってくれるなど、他にはないサポートが受けられます。
- 専門エージェントの手厚いサポート
履歴書・職務経歴書の書き方から、M&A業界特有の選考ポイントまで、きめ細かなアドバイスを提供。未経験で不安な方も安心して応募できる体制です。 - 転職先担当者との情報ギャップを最小化
MAJBのエージェントは、M&A業界の企業担当者に直接ヒアリングしており、実際の労働時間や給与制度などのリアルな内部情報を把握。公式情報だけでは掴みづらい“現場の声”を入手しやすいのが強みです。

M&A転職は企業ごとに給与体系や業務範囲が大きく違うため、情報収集が重要です。MAJBのように業界に特化したサービスを利用することで、理想の働き方や年収を実現しやすくなるでしょう。
5-1 M&A JOB BOARDで転職活動を始める方法
- 登録することで非公開求人の詳細やエージェントのより手厚いサポートを受けられます。
- M&A JOB BOARD公式サイトより会員登録(無料)
- 「M&A業界に挑戦してみたいが自分の経験は通用するのか?」「もっと具体的な年収や働き方を知りたい」など、
- お電話での相談予約フォームからお気軽にご相談ください。
- 転職エージェントから連絡があり、希望日程をすり合わせてオンラインでの面談を実施します。
- 志望する企業の募集要項や年収レンジ、応募条件などを確認し、エージェントと相談しながら応募を決定。
- 気になる案件があれば、アドバイザーがさらに詳しくご説明します。
- 求職者向けの求人一覧ページを確認し、自分の条件に合う案件を探してみてください。
興味のある求人への応募書類作成、面接対策をアドバイザーがサポート
年収交渉や労働条件のすり合わせ、入社日の調整など細部をサポート

M&A業界への転職を少しでも考えるなら、まずは転職エージェントとの無料キャリア相談がおすすめです。下記から気軽にお問い合わせいただけます。
6. まとめ
激務というイメージだけでは測りきれない魅力がM&A総合研究所にはあります。短時間で成果を出す効率的なカルチャーと、高収益を得られるインセンティブ体系、さらにはPMI支援まで含めた経営スキルの習得機会など、ワークライフバランスとキャリアアップを両立できる可能性を秘めた会社です。
本記事のまとめ
- M&A総合研究所は“激務”のイメージが強い業界のなかでも、残業月40時間前後と働きやすい環境が整っている
- 未経験者を積極採用しており、営業経験や向上心があれば高収入を狙える可能性が十分にある。
- 自由度が高い分、ハードワークにもなり得るが、その分インセンティブや経営者視点の成長機会など、得られるリターンは大きい。
興味が湧いた方は、まずは転職エージェントとの無料キャリア相談を活用し、実際の募集要項や社内事情を確かめたうえで、ぜひ転職を前向きに検討してみてください。